こんにちは。

ヘッドアートプロジェクトチーム代表の歯朶原諭子と申します。

この大会は、兵庫県の明石市という小さな街で年に一度開催されており、今年もありがたいことに12回目を迎えることができました。

明石といえばタコ、鯛、海苔、穴子などの美味しい食べ物や、明石城、明石海峡大橋、子午線など、食や文化で有名です。
人口も多く、特に子育てしやすい街としてもあげられます。
そんな街で、なぜ「ヘッドアート」のイベントをするのか？とよく問われます。

単純な理由としては、「明石市は私の地元」ということ。そしてもう一つ「芸術を身近に感じてほしい」ということです。

「芸術を身近に」というのは作る側と観る側の両者にあります。

作る側に関して述べると、多くの大会には様々なルールがあります。ですがこの大会にはそれがほぼありません。

作品のサイズに決まりはありますが、それ以外において素材、モデルの性別、国籍、年齢、時間制限、作品の加工など、全く不問でエントリーできます。
クリエイターにとって、より自由に発表できる事を重視しています。
もちろん審査は難航しますが、多ジャンルで日本を代表する審査員の方々が厳しい目を持って選出しますので、グランプリに選ばれる作品は毎年非常に面白い作品です。

次に観る側ですが、そのような斬新な受賞作品が明石市で展示され、WEBで発信されると次の世代へ良い刺激となります。
見た事のない世界を創造し具現化していくことが何の役に立つかわかりませんが、私自身がコンテスタントとして人生が変わった人間の1人なので、地元の明石市から本気で仕掛けています。

この度の能登半島地震により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。

私は地震のニュースを見て、阪神大震災を思い出し、怖くて心が痛くなりました。
余震の音、割れた食器、生き埋めになった親類。
どれだけ時間が経っても悲惨な記憶は消えません。

今年のテーマは『OVERCOME』としました。
思いがたくさんこもったみなさまの作品をお待ちしております。

残念ながら今年もステージ部門は行うことができませんが、既成概念にとらわれない感性を存分に発揮した作品群が世界へと発信されるよう進めて参ります。

まだまだコロナ禍の影響が残り、世界情勢が不安定な中ではありますが、皆様がくれぐれも健康で安全に作品制作されますことを願っております。

今年も是非、世界が驚嘆する作品のエントリーをお待ちしています。